2016年6月22日水曜日

VOL・112 伊太利の平日  2010・04

12時間のフライトの後、ミラノで乗り換えて花の都フィレンツェ到着。

それにしてもイタリアの飛行機は速い。飛行中ではなく、地上移動(taxiing)のことだ。

お国柄なのだろうか。カーブでの横Gがきつい。ボーディングブリッジが待ち遠しい。

大きな展示会をはずしてイタリアに行こうと思ったのにはいくつかの理由がある。

まず、世界的催事の時期にはホテルがとれない。宿泊費も3倍程度に高騰する。

リストランテも混み合う。

最も大きな理由は、展示会はトレンドの火種探しみたいに思えるからだ。

予想屋的な商品を洪水の如く見せられても些か食傷してしまう。

それよりオーディナリーなイタリアの人々のファッションレベルを知りたかった。

ウィンドーと街角ウォッチングが一番の目的だった。

だらだらと歩いていても、あのスーツいいなと思うと眼は釘付けになってしまう。

同行のU氏から声を掛けられても気付かないこともしばしば。

ランチの時間帯にはスーツ族が繰り出してきて、バールなどがごった返す。

スーツウォッチングの絶好のチャンスとなった。

イタリアのビジネスマンはやっぱり普通に格好いい。スーツのフォルムは古い物もある。

今日はローテの谷間という人もいるだろう。しかし、その生地はどれも高級感が漂う。

当然である。イタリアの生地はここでは国産だもの。

フィレンツェは街全体が世界遺産だから、ドゥオモに登って眺望を味わいたい。

ちょっと待てよ。ドゥオモに登っては、それを含む景色は見られない。

横のジョットの鐘楼も同じ高さだ。フィレンツェを訪問してどちらかに登るなら、こちらが宜しいかと。

通訳のN女史と合流して夕食。

ソムリエの資格を取りたてなものだから、ベストなワインをお願いしたら料理ごとに1本ずつ。

こんなに誰が飲むの。帰りは千鳥足!! 

ホテルはどっち?

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