家電などの保証書や取説の整理をしていた時、1982年の手帳が紛れていた。
この数年使っているFilofaxのシステム手帳とは異なり、背にはミニ鉛筆を差すタイプの
手の平サイズのものだ。捨て忘れていただけなのだが一応中をめくってみると、記憶
にはないメモが見つかった。TV番組を見ながら走り書きをしたようだ。以下、メモ原文
に分かりやすく加筆してみた。
「TV・ドキュメント。USAパーソナル・ファッション・コンサルティング社長、エミリー・チョー氏。
身につける物すべてをコンサルティングする。クライアントのイメージに合わない物は高額品で
あっても寄付して身辺からなくす。不足したワードローブを買い揃える。時間やお金にゆとりが
ある人でも服のチョイスと着こなしは上手いとは言い難い。
自分のライフスタイルをどうしたいのか。今、どのあたりにいるのか。はっきりと自分で見つめる。
曖昧な状態においてはいけない。エミリーは、ボディ・ランゲージならぬクロージング(服)ランゲ
ージという言葉を用いる。現代の人間関係は難しく忙しいものだ。初対面の人たちとの決定的な
数分間にこの人は面白い(興味深い)人か、つまらない人か。価値のある人か、そうでない人か。
力のある人か、否か。瞬時に判断されてしまう。判断基準は、着ている服とその着こなしなのだと
言う。服およびその着こなしは、自分を外に向けて伝える無言の、しかし雄弁な言葉なのである。」
私も全く同じ意見を持っている。
「スーツのはなし」NO.76・86・99でも述べている。
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