体型にあわせて作るオーダーメイドではあるが、既製服に無いものを作ることも、
楽しみのひとつである。
英国テイストが強まると言われて数シーズンが経つ。
セレクトショップを筆頭に各店がチャレンジしている割にはビジネスになっていない物の
ひとつにダブルブレストのスーツがある。巷では、数年前に購入されたと思われるオヤジ型
ダブルスーツが未だ健在の様子で、アレが消滅しない限りダブルブレストのイメージは復活
しないのかもしれない。
ダブル不人気を反映して、既製服には選択肢はごくわずか。
オーダーで作って個性を表現するなら、今がタイミングであると思う。
エレガントに見せるにはダブルは効果的で、体型が痩せていても太っていても似合うものである。
ソフトスーツ時代のゾロリとした物とは一線を画す貴族趣味的なルックスは、ダブルスーツの真骨
頂である。
今日的な薄い肩パッドや柔かい芯地の使い方は、ダブルスーツの様に纏う服に良く合う。
上衣のウエストの絞りを高めにして肩廻りのボリューム感を抑えた形で作ると、シャープで
エレガントなイメージを表現できる。
0 件のコメント:
コメントを投稿