前回の色の次は、テイストを揃えてみる。洋服の流儀を統一する。
わかりやすく表現すれば、アメリカントラッド、クラシコイタリア、英国調、モードなどの
くくりを守って、コーディネイトするということだ。少々ステレオタイプではあるが、流儀
は一つの情報の露出なので、統一感あるコーディネイトの方が乱れを感じさせない。
「いったいどうしたいの」と尋ねたくなる人と街でよくすれ違う。婚礼の2次会など、濃い
グレー、からし色のシャツを着ている人は以外と多い。何からインスピレーションを得て
いるのだろうか。
次に素材感を揃えるテクニック。
色やテイストと同様に大事なのが質感。夏の素材は涼しげに、冬の素材は暖かめに合わせ
るべきである。重厚なツイードのジャケットなどには、綾織の肉のあるシャツにウールのネクタイが
よく合う。夏のモヘアのスーツには、薄手のブロードのシャツにフレスコ織りの清涼感のあるネクタ
イが望ましい。但し、冬場にあまりヘビー過ぎる素材の組み合わせは野暮に見えてしまうので要注
意。ざっくりとしたジャケットには肉厚過ぎないボトムの方が都会的だ。
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