過号でカッターシャツは日本語造語で、スポーツ用品のメーカーが競技の勝ち負けにちなんで、
勝ッターシャツとしたと伝えた。比較的西日本で、カッターシャツが好んで使われると聞いた事が
ある。あまり響きの良い言葉ではないので、できればワイシャツまたはドレスシャツと呼んで欲し
い。
それでは、ワイシャツの語源はどうだろう。スーツの下に着用するシャツ(ドレスシャツ)は、
白でないといけないものだった。カラーシャツが販売されたのは、世界的にみても20世紀中ごろ
だから、それまではすべてのドレスシャツは、白一辺倒だったと思われる。白く清潔に保つのに
費用が掛かる麻の白シャツこそステータスを表す物であった。その後、日本に上陸したシャツも
当然白であり、ホワイトシャツがなまってワイシャツとなった。だからワイシャツも海外では通じな
い。上手に発音すれば、白いシャツという狭い意味で理解は可能かも。
最近では、英国やイタリアから輸入された3~5万円のシャツがあるかと思うと、数千円のシャツも
売られている。特別なシャツでない限り、スーツの価格の1割がバランスがとれると教えられた記
憶があるが、最近では10万円のスーツに合わせるシャツは1万5千円位は掛かるかな、といった
感じだ。
この秋はクラシックなストライプのスーツが中心になる様なので、上質な綿の白シャツを数枚揃え
たいところ。着用頻度が高くても汚れてくるし、着ないでおくと黄変してしまう。今の時代でも、ホワ
イトシャツが、シャツの頂点であることに変わりはない。
0 件のコメント:
コメントを投稿