2016年6月16日木曜日

VOL・34 ホワイトシャツ  2003・10

過号でカッターシャツは日本語造語で、スポーツ用品のメーカーが競技の勝ち負けにちなんで、

勝ッターシャツとしたと伝えた。比較的西日本で、カッターシャツが好んで使われると聞いた事が

ある。あまり響きの良い言葉ではないので、できればワイシャツまたはドレスシャツと呼んで欲し

い。

それでは、ワイシャツの語源はどうだろう。スーツの下に着用するシャツ(ドレスシャツ)は、


白でないといけないものだった。カラーシャツが販売されたのは、世界的にみても20世紀中ごろ


だから、それまではすべてのドレスシャツは、白一辺倒だったと思われる。白く清潔に保つのに

費用が掛かる麻の白シャツこそステータスを表す物であった。その後、日本に上陸したシャツも

当然白であり、ホワイトシャツがなまってワイシャツとなった。だからワイシャツも海外では通じな

い。上手に発音すれば、白いシャツという狭い意味で理解は可能かも。

最近では、英国やイタリアから輸入された3~5万円のシャツがあるかと思うと、数千円のシャツも


売られている。特別なシャツでない限り、スーツの価格の1割がバランスがとれると教えられた記

憶があるが、最近では10万円のスーツに合わせるシャツは1万5千円位は掛かるかな、といった

感じだ。

この秋はクラシックなストライプのスーツが中心になる様なので、上質な綿の白シャツを数枚揃え


たいところ。着用頻度が高くても汚れてくるし、着ないでおくと黄変してしまう。今の時代でも、ホワ

イトシャツが、シャツの頂点であることに変わりはない。

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