2016年6月16日木曜日

VOL・37 ブラウンスーツ  2004・1

景気後退の中で、スーツも保守的になり、ネイビーやグレイの物が殆どになってしまった。

その中でも微妙な差を求めて、カラーストライプなどのエレガントな物が増えてきた。

イタリアンモーダ系のスーツは、多くが黒中心のモノトーンであるが、芸能人やプロスポーツ選手で

もない限り遊び人に見えるので。日常的には着用が難しいと思う。特にクラシックスーツの場合、礼

装を除いて黒は不要である。つまり、ネイビーかグレイか、穴場的にブラウンがあれば良い。

ブラウン系のスーツを着たくても、環境が許さないビジネスマン諸氏もいると思うが、そうでなけれ

ば、是非おすすめしたい色である。ブラウンのソフトな印象は、自然の光りに何ともいえなく調和す

る。無地に限らずストライプ、グレンチェックと、どれもエレガントに見える。今のところ既製服では少

ないがオーダーなら、生地見本をめくればよい生地が見つかりそう。茶色に限って言えば、英国よ

りもイタリアの生地の方が、バリエーション豊富である。

コーディネイトで注意すべき点。特別にカントリーを意識したくないのなら、シャツは白かブルーを合

わせたい。同系のアーストーンを重ね過ぎると汚く見える事がある。ブルーのシャツはブラウンのス

ーツをよりエレガントに見せてくれる。そしてネクタイは、茶系の渋めな物を合わせる。スーツが無

地ならシルクのマダープリント(ペイズリー)、柄物ならウール素材の無地のネクタイも良い。

靴は茶色が基本だが、素材感のあるスーツならスウェードシューズがたまらない。

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