VOL・4 礼服礼賛 ２００１・４

福岡・大名で仕事をし、この界隈で過ごす時間が長いと、

度々、結婚式の２次会の群れに出くわす。

仕事が跳ねてからの参加組は致し方ないとしても、

引き出物を提げた披露宴も出席したに違いない人たちの装いを見て、愕然とする。

それなりにおしゃれをしているのは理解できても、それは自分の為で、

主催者の事を思いやる気持ちがあるのなら最低でもダークスーツにしとかなきゃ。

自慢のダークスーツ(礼服も含めて)を持っていないから、

俗的洒落スーツに手が伸びるのは分かる。

世に蔓延している取敢えず着とけ的な略礼服がかっこ悪すぎるから

礼服離れがおきてしまう。

セレモニーやパーティーを楽しみに思い、礼服やダークスーツを

自分なりにアレンジするのが、人生の機微というもの。

弊店の顧客には、結婚適齢期の方も多く、式の衣装とその後の礼装用を兼ねて

ディレクターズ・スーツを作らせてもらうことが多い。

ブラックスーツにコールトラウザーズ(グレー縞ズボン)を付けると昼夜問わず着こなせる

略礼装の出来上がり。

礼装の基本ルールは次回にでも。