2016年6月16日木曜日

VOL・7 十年一昔  2001・7

目まぐるしく変わっていくファッション。流行の店が変わるから街並みも変わる。

待ち行く人々の服が変わることが、ひとつの時代を表現する。

80年代にはDCブランドに始まり、ボディコン、ワンレンにテクノカット。


90年代は紺ブレブーム、ヨーロッパブランド人気を経て、ストリートカジュアル大全盛。

福岡ドームの完成も93年と記憶する。

十年を単位にすることに意味があるのかはわからないが、時代の流れは本当に速い。

さて、スーツのはなし。この十年、色に関してはグレーだ、紺だとはいいつつも、


突出した変化はなかった。やっと見えたトレンド色としてライトネイビーと呼ばれる色がある。

単色の紺とは異なり、グレー系と同様に杢糸を用いた少し青めの紺。

あるいはグレー場に青色のチョークストライプ。

生地メーカーの陰謀か、次の秋の生地は、そんなのばっかり。

英国調のボールドなスタイルと相まって、スーツの人気色になりそう。

十年経って、思い出せるほどの人気が出るかお楽しみ。


 杢糸=色の異なった二種以上の糸を撚り合わせた糸。スウェットの霜降りは杢糸の一種。

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